規制強化の影響もあり、日本国内ではバイクの生産が年々縮小傾向にあります。このため、海外からの輸入バイクを購入する人が増えており、これはハーレー愛用者も同様です。輸入バイクのメリットは、正規の代理店で購入するより安く入手できることや、規制の影響を受けづらいため、比較的選択の自由度が高くなることなどがあります。

特に国内のバイク規制に関しては排ガス規制が有名ですが、輸入車は車両が製造された時点での規制が適用されるため、近年の厳しい規制が適用されないのも特徴です。車検登録の際には事前に書類審査が必要になるなど、国産車に比べ一手間必要ですが、一度方法を覚え慣れてしまえば問題ありません。事前に揃えるべき書類は、自動車通関証明書と輸入元の国の車検証及びこれらのコピー、並行輸入自動車届出書その1とその2、車両諸元概要表、外観写真などです。

自動車通関証明書と輸入元の国の車検証は、バイク購入時に業者から受け取ります。並行輸入自動車届出書は、車検場で入手しその場で記入するものです。その1は所有者や輸入車の住所と氏名を記入、その2は車体の重量や車長、車体番号やエンジン番号など車両に関する項目を記入します。これらの書類を提出した後は、通常のバイクと同様の車検が実施されます。